友達のカラリスト(カラー・グレーディング)と先日飲んだ。
同じく映画監督を志す彼はとっても大切な友人の1人なのだけど、
好きな映画や監督の話をしていて気がついたことがある。
彼と僕とでは、
「映画を見る視点」「しびれるポイント」が大きく違うのである。
彼は映画の撮影技法やテクニックにしびれ、
僕は映画の演技や自然さ、そして何よりサントラにしびれていた。
この違いは大きなもので、僕はなぜみんなの様にスピルバークを敬愛できないのであろう、とこれまで悩んでいたのだかが、おそらく原因はここにあった。
スピルバークの映画音楽にしびれたことがないのだ。
僕はエンリオ・モリコーネが作曲を担当した「ニューシネマパラダイス」
が映画へ興味を持った入り口なのだが、
情緒あるクラシックを幼少期から聞きすぎたせいか、
スピルバーグ映画の音楽はどうも味気なく、軽く聞こえてしまう。
だから彼が好きな監督に入らない。
方やスピルバーグを敬愛する人たちは、
彼の撮影技法やテクニックにしびれることができる人たちなのだ。
それが僕にはできない!
監督志望の身としては致命的だが、
そうやって映画を好きになってしまったのだから仕方がない。
僕はサントラが映画の全てだ!論に命をかけて、
僕の映画道を歩んでいこう(言い過ぎだけど、嘘でもない)
あー、、、すっきりした。
ということで僕は、日本のどこかにいるであろう
サントラマニアに向けて、コツコツとサントラ通信を書いていこうと思う。
未熟な知識ではあるが、どうかお付き合いいただきたい。
スピルバーグ派の方、悪しからず。
Dan