撮影のディレクターはあなた

バンドやミュージシャンにとってアーティスト写真(アー写)は、アーティストが持つ個性、魅力、雰囲気を伝える最も大切なブランディングツールの1つです。撮影のタイミングは人それぞれ。デビューのタイミングや、SpotifyやYoutubeで自分のアカウントページを開設した時。気合を入れたライブのチラシに使ったり、むしろいつでも撮影している人など、今日も日本中でたくさんのアーティストが自身のアーティスト写真を撮影しています。

ーではその中で、撮影で気に欠けるべき注意点を知っている人はどのくらいいるでしょうか ー撮影内容をカメラマンに全て丸投げしていませんか?

もちろんカメラマンはプロです。アーティストの魅力をひき出すためなら、地面にねっころがったり、木に登ったり、人の敷地に入ったりするかもしれません。でもあなたがアーティストとして成功するためには、カメラマンのやる気だけでは、実は十分じゃないんです。

アー写で成功するためには、あなたのディレクションが必要不可欠です。なぜなら、仕上がり後に「どのタイミング」で「どう」使いたいのかを知っているのはあなただけ、だから。今日は米DIY MUSICIANで興味深い記事を見つけたので解説します。これさえ読めば撮影で怖いものなし?スタートです。

1. ポートレイト風?背景も入れる?

アー写の使用用途によって、必要な写真の形式が変わってきます。例えば、雑誌の「新人アーティスト紹介」に掲載されるのであれば、全身より上半身、背景もシンプルなポートレイト写真が無難です。一方でそのアーティストの音楽性やバックグランドを紹介する記事、はたまた自身のウェブサイト、InstagramやFacebookのファンページであれば、あなたの個性にあった背景を入れ、その雰囲気を存分に活かした写真にすることで、あなたのテイストがずっと伝わりやすくなります。
実際の撮影では、何ロケーションで撮影するかによって費用が変わってくることもあるかもしれませんが、撮影前に一度カメラマンと相談してみるのがよいでしょう。自分の音楽とマッチする風景に出会ったときは、Googleなどを使用してメモ。次回の撮影で使えるようにストックしておきましょう。

2. トリミングする余白は必要?

あなたを誰かが紹介しれくれる!そんな素敵なお話があったけど、自分が普段使っている写真をそのまま送るのはNG!!媒体(ホームページ、雑誌、オンラインメディア、SNS)にはその媒体にあった画像を提供したほうが親切です。
でもそれらすべてに合わせた写真を撮影することは難しいので、撮影時に余白を少し大きめにして、いい写真が撮影できた場合の汎用性を確保しておきましょう。

3. それぞれのメンバーの写真は必要?(バンドの場合)

バンドの写真を撮ることになった。でもメンバーそれぞれの写真は必要でしょうか。もちろん全員が映ったグループ写真から、一人一人をトリミングして使用することもできますが、それだと画質が荒くなってしまったり、背景の景色や色合いがバラバラになってしまい、あまりお薦めできません。
それよりも撮影時に30分~1時間を確保し、バンドメンバーそれぞれの撮影時間を確保しておいた方が安全です。ウェブサイトのアバウトページにも使用できますし、例えば「バンドのギタリストだけがギター雑誌に掲載される」といった急な場面でも、焦ることなく対応することができます。

4. サムネイルでも目立つ画像、持ってる?

ご存じWebの世界では、特集でも組まれない限りほとんどの写真が小さく表示されます。ラップトップで見るならまだしも、スマホでブラウズした場合、あなたたのアイコンが表示される大きさは1cmにも満たないかもしれません。その中で目立つ、ということは非常に大切です。誰しもがCDショップやAmazonでジャケ買いの経験があるように、アーティストのプロフィールも同じく、その写真のよさだけで注目される機会があるのです。みなさん、あなたのアーティスト写真は目立ってますか?

5. スペースに宣伝文句を入れる?

撮影したアーティスト写真を、バナー広告などに使用する可能性はありますか?Google AdwordsやFacebook広告など、最近は安価な広告プランでオリジナルのプロモーションが可能となっていますので、これを使わない手はありません。
バナーを作成する場合、写真一杯に人物が映ってしまうとなかなか広告文を掲載できなかったり、後々めんどくさいことになりがちです。バナーを作る予定はある方は、写真の「右上に」や「下部に」スペースを設ける、など撮影前に具体的な完成イメージを思い浮かべてから望む事をおすすめします。

6. ウェブサイトのトップ画として流用

あなたのアー写を見た誰かが、関心をもってウェブサイトを訪れた際に、トンマナの揃った画像で向かえるのはとてもポイントが高いと考えられています。
その人の個性に一貫性が見られるうえ、すでに写真を見ているために不思議と親近感がわきます。繰り返しになりますが、流用する際は予めどのような画像をトップ画として使用したいのかを具体的にイメージし、カメラマンに伝えておくことが必要です。

7. SNSのヘッダーに使える写真を押さえておく

Facebookのヘッダー画像をイメージしてみてください。PCだと横828ピクセル、縦315ピクセルくらいでしょうか。かなり横長なフォーマットです。
この大きさに画像を切り抜いたり、編集したりするのは簡単ではありません。そしてきっとダサい。そうなる前に、こちらも具体的なイメージをもって、カメラマンと事前に相談しておくのがいいですね。

8. アルバムやウェブサイトに使用するブランディング写真は必要?

アルバムやウェブサイトに使用するブランディング写真が欲しいなぁと考えているのなら、まずはカメラマンに伝えておきましょう。前に伝えておけば、撮影の合間を縫って風景や街並み、楽器などそれらしい写真をいくつか押さえてもらえるかもしれません。ただあまり撮影スケジュールを詰め込みすぎるのも厳禁。カメラマンの集中力やクリエイティビティが疲弊し、肝心な時にいい写真が撮影できなくなります。

9. モノクロ写真?カラー写真?

個人的にはその人の個性や世界観が広がる「モノクロ写真」の方が好きなのですが、競合が数多くひしめいているアーティストの世界では、色の分だけ目立つ「カラー写真」が、より注目される傾向があるようです。(インスタ映えと同じですね)
撮影時にはまずカラー写真で依頼し、別途費用がかかるかもしれませんが、後々のレタッチ作業などを依頼してモノクロ写真も用意してもらうと安心です。

10. 余白多めの写真も準備する

例えば明日、あなたのバンドやあなたがアーティストとしてオンラインメディアや紙媒体に特集されることになったとします。ローリングストーン誌を思い浮かべると分かり易いのですが、それぞれのメディアにはそれぞれのフォーマットがあります。余白がない写真ばかりでは、掲載される際、顔の上にタイトルがきてしまったりと苦労することも少なくありません。どんな依頼がきても対応できるよう、余白が多めに残された写真も準備しておきましょう!

→撮影はプロに任せましょう

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